ビジネスnews+板 (24/83)
ビルとビルを結ぶ真空チューブ——。古典的なSFパノラマでは定番の画題だ。それは未来的でありながら、丸っこい宇宙船や光線銃と共に、どこか郷愁を誘いもする。
そんな「空想科学」という言葉の似合うアイテムではあるが、実はアメリカには、真空チューブによる高速列車の実現を目指す共同企業体が存在し、特許も取得して出資者を募っているという。
その未来交通とは「Evacuated Tube Transport」(真空化チューブ内輸送機関、以下ETT)。最高時速6500kmで、ニューヨークからロサンゼルスまでを45分、北京までを2時間で結ぶと謳う。2003年に退役した超音速旅客機コンコルドの巡航速度がマッハ2(時速約2100km)だから、実にその3倍も高速ということになる。
なぜそんなに速いのか? 答えは「リニア+真空」だ。磁気浮上式リニアと言えば、すでに上海では市街と空港を結ぶ路線が開業し、最高速度431kmで営業運転している。300kmを超えるとひどく揺れると言われるあのリニアが(もしくは山梨実験線の日本のリニアが)、真空チューブ内を走る様を想像してほしい。
そこは空気抵抗のない静謐な空間だ。カーブの通過時も、リニアモーターの原理によって側壁と車体が反発し合うため、衝突の懸念もなくスムーズだ。しかもいったん加速すれば、あとは何もしなくても時速6500kmで宇宙飛行のような滑走を続けてくれる。お蔭でETTの燃費は、鉄道の実に50分の1に留まるという。
建設費の安さもETTの売りだ。チューブの材質は安価なプラスチックで済むため、高速鉄道の10分の1、高速道路の4分の1のコストで建設できるというのだ。さすがにそれは……と眉唾行為に及びたくなるが、そのカギは車両のサイズにある。
イラストですでにお気づきの読者もいるかもしれないが、ETTは「列車」ではない。6人乗りのコンパクトな円筒型カプセルに、2人×3列で収まる仕組みだ。そのため、真空チューブの直径は1.5メートルで済み、トンネル掘削のコストが劇的に抑えられる。
そんなにいいことずくめのETTなら、JR東海がリニア新幹線計画に採り入れてもよさそうに思える。しかしその気配はない。真空状態を維持するためのコストはもちろんのこと、その他にもさまざまな難題があるのだ。
「プラスチック製真空チューブに何かがぶつかって穴が開けば、空気の塊が音速でチューブ内に流れ込み、近くを走行中のユニットに襲いかかる」と、先進テクノロジー系ニュースサイトSingularity Hubでライターを務めるPeter Murray氏は語る。
それを防ぐには、チューブを二重構造にするなどの防護策が必要だろうし、個室ユニットの直径はチューブに収まる1.3メートルだから、室内の天井高はせいぜい1メートル強にせざるを得ないだろう。となれば、旅客はフルリクライニングに近い姿勢で窓もない個室に閉じ込められ、トイレにも行けないことになる。
◎http://diamond.jp/articles/-/19667
◎Evacuated Tube Transport http://www.et3.com/
そんな「空想科学」という言葉の似合うアイテムではあるが、実はアメリカには、真空チューブによる高速列車の実現を目指す共同企業体が存在し、特許も取得して出資者を募っているという。
その未来交通とは「Evacuated Tube Transport」(真空化チューブ内輸送機関、以下ETT)。最高時速6500kmで、ニューヨークからロサンゼルスまでを45分、北京までを2時間で結ぶと謳う。2003年に退役した超音速旅客機コンコルドの巡航速度がマッハ2(時速約2100km)だから、実にその3倍も高速ということになる。
なぜそんなに速いのか? 答えは「リニア+真空」だ。磁気浮上式リニアと言えば、すでに上海では市街と空港を結ぶ路線が開業し、最高速度431kmで営業運転している。300kmを超えるとひどく揺れると言われるあのリニアが(もしくは山梨実験線の日本のリニアが)、真空チューブ内を走る様を想像してほしい。
そこは空気抵抗のない静謐な空間だ。カーブの通過時も、リニアモーターの原理によって側壁と車体が反発し合うため、衝突の懸念もなくスムーズだ。しかもいったん加速すれば、あとは何もしなくても時速6500kmで宇宙飛行のような滑走を続けてくれる。お蔭でETTの燃費は、鉄道の実に50分の1に留まるという。
建設費の安さもETTの売りだ。チューブの材質は安価なプラスチックで済むため、高速鉄道の10分の1、高速道路の4分の1のコストで建設できるというのだ。さすがにそれは……と眉唾行為に及びたくなるが、そのカギは車両のサイズにある。
イラストですでにお気づきの読者もいるかもしれないが、ETTは「列車」ではない。6人乗りのコンパクトな円筒型カプセルに、2人×3列で収まる仕組みだ。そのため、真空チューブの直径は1.5メートルで済み、トンネル掘削のコストが劇的に抑えられる。
そんなにいいことずくめのETTなら、JR東海がリニア新幹線計画に採り入れてもよさそうに思える。しかしその気配はない。真空状態を維持するためのコストはもちろんのこと、その他にもさまざまな難題があるのだ。
「プラスチック製真空チューブに何かがぶつかって穴が開けば、空気の塊が音速でチューブ内に流れ込み、近くを走行中のユニットに襲いかかる」と、先進テクノロジー系ニュースサイトSingularity Hubでライターを務めるPeter Murray氏は語る。
それを防ぐには、チューブを二重構造にするなどの防護策が必要だろうし、個室ユニットの直径はチューブに収まる1.3メートルだから、室内の天井高はせいぜい1メートル強にせざるを得ないだろう。となれば、旅客はフルリクライニングに近い姿勢で窓もない個室に閉じ込められ、トイレにも行けないことになる。
◎http://diamond.jp/articles/-/19667
◎Evacuated Tube Transport http://www.et3.com/
3:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:27:27.97 ID:YU4HVpxX
事故起こしても隠蔽が簡単
4:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:28:02.50 ID:2Kf5iSuj
チューブなら、リニアなんかよりロケットのほうが、速いし、経済的だし、技術的にもシンプル。
5:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:28:15.31 ID:NQsbk109
そんなのより「どこでもドア」作れよ(=゚Д゚=))
6:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:32:06.84 ID:t4Rk/HDn << 11
書類を筒で各部屋に配送するマシンの大きい奴か
11:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:39:56.84 ID:BJoHJw82
7:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:32:57.96 ID:rUKDTUOz
地震で亀裂が入って終わり
8:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:34:29.24 ID:lCwW8WWg
全部真空にするポンプなんか存在しないから
9:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:36:57.59 ID:U1MDxqZj << 44
日本は昭和のころからラブホテルにおいて、すでにこのシステムを実用化している
44:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 12:20:19.61 ID:gl30Ewam
14:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:40:19.88 ID:SBZOEWYJ << 17
机上の空論
どんだけ頑丈に作っても無理
どんだけ頑丈に作っても無理
17:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:48:14.90 ID:2Kf5iSuj
>>14
原子力ムラの技術者なら完璧にやってくれる。絶対事故は起こさない。
原子力ムラの技術者なら完璧にやってくれる。絶対事故は起こさない。
19:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 11:50:02.10 ID:5Lv/UQtv << 37
寝てる間に移動する寝台列車が一番効率がいい
37:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 12:11:07.03 ID:zm1ngVRL
>>19
あんな定員少ない上人件費も掛かる代物効率わりーって鉄道会社は廃止してる
あんな定員少ない上人件費も掛かる代物効率わりーって鉄道会社は廃止してる
42:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 12:19:02.86 ID:NqycBqgn << 48
このチューブをNY〜北京間でまっすぐに伸ばそうと思ったら、
地殻を破って地球の核を貫かなきゃならないだろ。高温すぎて絶対無理。
地殻を破って地球の核を貫かなきゃならないだろ。高温すぎて絶対無理。
52:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 12:36:13.22 ID:hDu5HwdP
62:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 13:05:13.36 ID:0QdVl9Sj << 63
弾丸列車って親が子供の頃かってた未来図鑑に乗ってたから
考えとしては結構前からなあるんだよね。
考えとしては結構前からなあるんだよね。
63:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 13:09:43.22 ID:KDucNx9S
>>62
白黒アニメの鉄腕アトムにも出てくるから50年以上前からあるだろうね
白黒アニメの鉄腕アトムにも出てくるから50年以上前からあるだろうね
初めから真空を目指す必要はない
何割か低い気圧で空気抵抗を減らすところから始めればいいんだし
何割か低い気圧で空気抵抗を減らすところから始めればいいんだし
81:名刺は切らしておりまして 2012/06/07(木) 14:19:09.34 ID:KtwI4zon << 84
(>> ソース)
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